断熱にこだわる理由
皆さんはヒートショックによって亡くなる高齢者がどれくらいいるかご存知ですか?
国の統計では「浴槽内の溺死」が年間3,000~4,000件あまりと報告されている他は、浴室内で亡くなっても「病死」とされるため実際の数字は分かっていないのが現状です。
そこで、平成23年に東京都健康長寿医療センター研究所が全国の消防署の協力を得て、初めて大規模な調査を行ったところ、浴室内で亡くなった人は推計で年間1万7,000人にも上ることが分かりました(救急搬送されなかった人、65歳未満も含む)。
そこで、平成23年に東京都健康長寿医療センター研究所が全国の消防署の協力を得て、初めて大規模な調査を行ったところ、浴室内で亡くなった人は推計で年間1万7,000人にも上ることが分かりました(救急搬送されなかった人、65歳未満も含む)。
【平成23年 交通事故死数(出典:厚生労働省 人口動態統計)】
交通事故死 6,060人
【平成23年 入浴中の死亡数(出典:東京都健康長寿医療センター研究所調べ)】
入浴中の死亡 17,000人 ※推計
入浴中の突然死の原因はまだよく解明されていないのが実態ですが、冬場に多く発生することから、寒い室内温度と熱いお湯の温度差によって血圧が急激に変化してショック状態、つまり“ヒートショック”による可能性が指摘されています。 家の断熱性を高めることは、高齢者が健康で長生きするためにも大変重要なことが分かるでしょう。
住宅から逃げる熱エネルギーのうち、49%は窓ガラスなど開口部から出ていきます。つまり、窓ガラスの断熱性をあげれば、単純計算しても5割ちかい暖房費を減らすことが出来るのです。
また、昭和末までに建てられた住宅には天井裏や床下に断熱材を入れていないことが多くあります。「断熱工房」では、より断熱効果を上げるために窓ガラス以外の原因も探り、対策を考えさせていただきます。
これは、ガラス専業店として培った知識と、360件超の断熱リフォーム実績から試行錯誤してきた「断熱工房」だからこそ可能なノウハウです。